信頼することは、人間関係で成功する法則の中でも主要な要素のひとつです。意見や価値観の違いから対立するのか、より幸せな関係を作れるかの鍵は、その人とより良い人間関係を持てるかという自分の側の自信にあります。相手や状況、自分自身にも自分の方から信頼のパワーを与えることで、ストレスや深刻さを軽減し、相手と自分の自信を強め、人生がよりうまくいく形で展開し始めます。信頼の能力を高めるエクササイズもご紹介します。
信頼することは、より良い関係や状況を持つことに自分で自信が持てるということ
信頼が低下するとコントロールが強くなり、欲しい結果を遠ざける
信頼が低下すると、まわりをコントロールしようとしてしまいます。
コントロールが強い人がよく言うセリフに「あなたが失敗しないように、傷つかないように、あなたのためを思って言っているんだ」というのがあります。
過去自分が失敗し、傷ついた痛みの未完了が大きいほど、自分とまわりの人を以前のような失敗や間違いが起きないように防衛の手段としてコントロールしてしまいます。
人間関係では、相手をコントロールすることは、お互いにほしい結果を得ることを妨げるだけでなく、相手との関係も悪化させてしまいます。
あなたも、あなたのことをあまりにもコントロール管理しようという親、上司、パートナーに反発し、その人を遠ざけてはいないでしょうか?
信頼は自分の側にあるパワー
「あの人は信頼できない。だって経験がないし、前に裏切ったから…」と信頼を相手のせいにしますが、ここでいう信頼とは私たちの心のパワーです。
あなたが信頼することによって、相手を力づけ、自信を持たせることができます。あなたが信じてあげる、信頼するから相手もその信頼に応えようとするのです。
あなたも人から信頼されて、その信頼に応えようと力づけされ、何かを成し遂げることがあるでしょう。
人間関係で対立や争いになってしまったら、お互いに問題を解決し、ともに勝者になれることを信頼することです。
信頼関係を作るには、自分の方から相手を信頼し大切にすること
あなたのまわりにいる人で、信頼できる人は誰でしょうか?
信頼できない人は誰でしょうか?
信頼できる人とできない人の差は何でしょうか?
相手の性格や今までのその人の行動や態度も影響しますが、あなたにとって一番影響するのは、その人と良い関係を持てるかどうかという自信です。
あなたがその人から大切にされ、愛される、あなたもその人を大切にし、愛していく自信があなたにあるかどうかということです。
私たちは、よく人を信頼できるかどうかを相手のせいにしますが、実は、私たちがその人と良い人間関係を持てるかどうかという自分の自信のなさが原因なのです。
他者への信頼とあなたの自信とはイコールです。
あなたが信頼できる人というのは、あなたがその人とつながりを感じ、相手が自分を大切にしてくれると思える人ではないでしょうか。
あなたが信頼できない人というのは、あなたがその人と距離を感じ、相手が自分を信頼せず大切にしない、裏切るのではと不安を感じる人でしょう。
あなたが人とより良い信頼関係を作っていくには、まずあなたのほうから相手を信頼し、大切に接していくことが大切です。
心理検査で能力を測ってみよう
今のあなたの心の能力がわかるMFB検査の簡易版です。検査結果では、心の成長に大切な18の要素の中で、あなたの強みになる要素と伸ばした方が良い要素がわかります。
心理検査の受け方その1 オンラインで受ける
心理検査の受け方その2 冊子で受ける
冊子『心が見える!才能がわかる!心理検査の本』をダウンロードいただくと、掲載している心理検査を受けて自己採点できます。
★ 信頼する能力が高いと・・・
信頼する能力が高いと、ネガティブな状況であろうとも、人生は私たちにとってよりうまくいくような形で展開し始めます。信頼があれば、マインドのパワーをポジティブな方向に向けることができ、問題を解消することができるのです。信頼が私たちのマインドのパワーを促進させ、ストレスや心配から解放させ、心のエネルギーの消耗を軽減します。
信頼とは自信を強め、最後は必ずうまくいくのだから大丈夫だと知っている力であり、私たちを悩みや深刻さから解放してくれます。
対立を癒し、平和をもたらすことができるので、あらゆる素晴らしいことや幸せがそこにやってくるのです。
★ 信頼する能力が低いと・・・
信頼する能力が低いと、状況を何とか自分が操作して「コントロール」しようとします。状況をコントロールするのではなく、まわりの人をコントロールしようとしてしまうのです。人はコントロールされることに抵抗しますから、主導権争いや権力争い、ケンカ、対立が生まれます。
信頼が低くなれば、人間関係の対立、争いが増え、苦痛、ハートブレイク(心がはり裂けるよう体験)を強化してしまうのです。
まわりの人や大切な人とも勝ち負けの戦いを挑むような関わりを強化してしまいます。相手を負かせば自分の価値を下げてしまうか、さらなる戦いが始まるのです。主導権争いは正しさの戦いでもあり、あなたが正しさを証明しようとすれば相手も正しさを主張し、パートナーシップは取れなくなるでしょう。そして幸せな人間関係から遠ざかっていきます。
信頼する能力を高めるエクササイズ
今、あなたが人間関係を良くしていきたい人は誰でしょうか?
その人がどう変われば、もっと自分との関係が良くなると思っていますか?
相手を変えようとするコントロールを手放し、その人とどういう関係になりたいのかをイメージします。
次に、それが実現することを信頼し、その人とお互いに理解しあえるまでコミュニケーションを取り続けてみましょう。
信頼のパワーは、あなたから相手に与えられる最高の愛のエネルギーです。