Lesson23. 自信の度合いで成功が決まる
自信の大きさは成功の大きさに比例します。もし自信があれば、思い切って成功の流れに身を委ねられるのでしょう。でも自信がなければ、「コントロール」を行使してしまうのです。成功の流れに気づいても、その流れに身をゆだねる自信が持てないと、私たちは自分自身や他人、あるいは物事の展開をコントロールしようとしてしまいます。「自分自身や他者をコントロールするための手段」として、問題を利用するようになってしまうのです。
もし自信があれば、「何が起きても自分で対処できる」と気づくことができます。問題も「対処可能なもの」としてみなせるようになります。自信とは、私たちをどんどん前へ推し進めてくれれるものにほかなりません。自信によって、私たちは意識を高く保ち続けることができます。「自分はどんなことにも対処し、前進し続けられる」と信じるようになるのです。そして同じくらい真剣に、自分自身及び天を信じるようになるのです。
ほとんどの場合、私たちは「自分には自信がない」と考えているものです。実際、私たちが体験していることはすべて、自信のなさによる否定的な思考や信念/観念、感情が生み出したものと言えるでしょう。もしそれらを手放せば、自信を取り戻し、人生において成功を収めることができます。今、私たちは自分の心に否定的な「投資」をしてしまっているのです。しかし投資とは、本来私たちの持つ最大の贈り物であり、最高のカにほかなりません。
間違った投資をやめ、自分の心に真の意味で前向きな投資をするようにしましょう。怖れや無価値感、古い痛みなどに圧倒されそうになったら、そのときこそ、それらの感情と対峙すべきときです。そうすれば、それらを切り抜けるか手放すかのどちらかが可能だと気づくことができるでしょう。その種の痛々しい感情から日を背けず、きちんと体験するのは可能なことなのです。興味深いことに、私たちがそれらの感情をより強く感じるほど、それらの私たちに対する締め付けは弱まっていきます。勇気を持って自分が体験している否定的な感情をまるごと溶かしてしまえば、あとに残るのは自信だけなのです。
今日は自信を持つことを選びましょう。自信に満ちた態度にコミットするのです。自信を心に描き、その姿を具体的に明らかにしてみてください。最後に自信だけが残るまで、自信を邪魔するものを手放したり、すべての否定的な感情を感じ尽くすようにしましょう。
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士