自己憐憫か成功か/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士成功心理100

Lesson 71.  自己憐憫か成功か

 

私たちは皆、「悲しい」という感情を持っています。この感情は、数えきれないほどさまざまな兆候として表れます。私たちが絆を失うたびに、悲しみやニーズ、怖れ、幻想が取って代わろうとするのです。もし絆を失わなければ、それらの代わりに一体感と成功を手にすることができるでしょう。「ア・コー ス・イン・ミラクルズ」でも言っているように、自分とは「安全で、癒され、全き存在」である魂なのだとわかるでしょう。

この「悲しい」という感情に取り組むか、それを手放すかしない限り、その感情はさらなる分離を招いてしまいます。そのせいで、成功に欠けた状態が導かれることは言うまでもありません。
悲しみは、あっという間に自己憐憫を招いてしまいます。この自己憐憫が引きこもりや消極性、あるいは多忙や重労働による埋め合わせなどのさまざまな兆候を引き起こしてしまうのです。また、自己憐憫がうつや一種の浸り込みを招く可能性もあります。それが感情的な浸り込みなら、ある種の恨みつらみを伴っているため、不機嫌やかんしゃくを引き起こすことになるのです。

大抵の場合、私たちは自分のことを 「自己憐憫にはまりこんでいる存在」とは考えていません。むしろその感情にとらわれないように、必死で我が身を守ろうとしてしまいます。
私たちは自分のことを、「もっと成長し、変わり続ける必要がある」ともあまり思っていません。でも実際のところ、私たちはさらなる成熟に対する必要性を四六時中募らせているのです。

ここで、自分にこう問いかけてみてください。「人生において、私が自分を『かわいそう』と思う分野はどこだろう?」 ーそれこそ、あなたが自分を巡る状況に圧倒されたり、やる気をなくしたりしている分野にほかなりません。この分野において、あなたは無気力や怖れ、うつに襲われています。絆を結ぶことや与えること、あるいは成功を導くような行動をとることができません。それは、その状況の根本原因が「過去の喪失」にあり、その喪失が現在に表れてしまっているからです。

ところが多くの場合、私たちはこのことには気づかず、今起きている出来事を「自分の変化の能力ではどうにもならないもの」と見なしてしまいます。自分の現状に対する責任をまったくとろうとはしません。だからこそ、ストレスやうつに襲われてしまうのです。

自己憐憫は、人生に慢性的な問題や欠乏感をもたらしてしまいます。ひとたびそのことに気づけば、私たちはもっと成熟した、前向きな反応を返せるはずです。問題を見きわめ、変化に対する動機を高めていけば、自分の人生に自然と変革をもたらすことができるのです。

今日は、自己憐憫を認識するところからはじめてみましょう。まずあなたが文句を漏らしたり、自分を「かわいそう」だと感じている分野を見きわめてください。次に、自分の人生における慢性的な問題や欠乏感を見つめてください。それらこそ、あなたが自己憐憫を感じている分野にほかなりません。

今日は、責任をとるようにしてください。今日は、自己憐憫を手放してみてください。そして今日は、あなた自身の内面の 声によく耳を傾けてみるのです。そうすれば、成功のためにすべきことに自然と導かれていくでしょう。 もし耳を傾ければ、成功するための方法がすぐに聞こえてきます。そしてその方法を実践するにつれ、あなたのエネルギーは再び活性化されていくのです。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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