Lesson 39. 信念/観念の癒しを通じて状況を変容する
「この出来事は起きる」あなたがこう信じない限り、そこには何も起こりません。この事実を踏まえて、このレッスンでは次の原則を紹介したいと思います。「いやな出来事や動揺するような出来事が起きたときこそ、あなたにとっての大きなチャンスである」--そのような出来事が起きたということは、あなたの中にそれらを生み出した否定的な信念/観念がある証拠です。自分の否定的な信念/観念を見つけてはじめて、あなたはそれらを癒すことができます。そしてその結果、自分の人生の否定的な状況を変容することができるのです。
次の質問を用いれば、否定的な出来事のルーツ、そしてそれらの原因となった隠れた否定的信念/観念を発見することがで きます。今日は、好きなだけこのエクササイズをくり返してみてください。少なくとも、3回以上は実践するよう心がけましょう。このエクササイズの実践を人生の習慣にすることを選んでください。そうすれば、あなたは肯定的なものであれ否定的なものであれ、あらゆる出来事を活用し、自らの人生を改善していけるようになるでしょう。
(1)最近または過去にあなたに起きた否定的な出来事は何か?
( )
(2)あなたの内部に埋め込まれ、その出来事を生み出したのはどういう信念/観念か?( )
●自身について( )
●人生について( )
●他者について ( )
●男性について( )
●女性について( )
●権威的存在について( )
●成功について( )
●喪失について( )
●失敗について( )
●敗北について( )
●人間関係について( )
● お金について ( )
●自分でも思い当たる、その他の信念/観念について
( )
否定的な出米事に関するあなたの信念/観念を書き終えたら、自分にこう問いかけてみてください。
「もしわかるとしたら、私はこの件に関する否定的な信念/観念の体系をいくつ持っているだろう?」。
答えが思い浮かんだら、それらすべてを直ちに手放すことを選択しましょう。その代わりに、あなたが望むものを選ぶようにするのです。今日から3日間、「成功が足りない」と感じるあらゆる状況について、この信念/観念に関するエクササイズを実践してみてください。
少なくとも1日に一度、あなたの心にある否定的な思考や信念/観念を書き出すようにするとよいでしょう。あなたのそう いった思考や信念/観念が、うまくいかない状況を作り出してしまっているのです。その点に関する信念/観念の体系ができあがっていないかどうかチェックしてください。そしてそれらをまるごと手放す代わりに、前向きな信念/観念を選ぶようにしましょう。
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士