DAY 28. Goal setting and trust 目標設定と信頼
目標設定は、執着から解放され自由になるための解決策です。自分のための目標を設定することにより、自分自身に対する要求や期待というプレッシャーを取り除くことができます。それは執着によって滞っているところに流れを作りだします。そして、この目標設定と同時に1年後、6 か月後、3か月後、1週間後、あるいは明日までに、自分がどこまで到達したいかという結果を記録しておくとよいでしょう。あなたはただ、その目標に向けてベストをつくせばいいのです。もし目標に到達できていないことに気づいた時は、設定し直すだけでよいのです。
明日までにはどんな状態でいたいですか?
それまでにはどんな気持ちになっていたいですか? 世界をどのように捉えるようになりたいですか?
他の人があなたを見た時に、どのように思ってほしいですか?
以前のパートナーのことを考える時、胸にナイフが刺さっているように感じるのではなく、彼(彼女)を祝福するようになりたくはありませんか?
あなたが彼(彼女)を祝福できれば、あなたも同じように祝福され、人生も前に進みます。
信頼とは 「中核となる癒し」 の法則のひとつであり、目標設定と手放すことの両者の助けになります。信頼とは、あなたの心の持つ力を認識することです。あなたの心は、その力で何かを助けざるを得ないので、あなたは何を支持するかを決めなければなりません。信頼というのは、今はどう見えていても、それが自分にとってうまくいくということを知っていて、そこに意図的にあなたのエネルギーを注ぐことです。あなたが目指している方向によって、心は怖れや疑惑の方向へと向かうか、あるいは信頼、そしてあなた自身のためになる方向の、どちらかに向いて行くことでしょう。
目標設定をすると、あなたの心の力は、目標が容易に達成できるようにあなたを助けてくれます。もしよければ、 数分だけ意識を集中して、自分の目標の実現にエネルギーを注いでいるところを想像してみてください。つまり、あたかもそれが成し遂げられたかのように思い描き、体験するのです。同じように、手放した直後に襲ってくる空虚感は、信頼によってやわらぎます。けれども自然は空っぼを嫌い、あなたの空になった手は、すぐに幸せで満たされます。
信頼して手放しましょう。手放したあとに来るものを信頼しましょう。信頼すればよいことが起こります。信頼とは否定を見逃す幼稚さのことではなく、心の力によって、物事が肯定的に展開するのを積極的にサポートするものなのです。
EXERCISE
今日は来年の目標を設定してみましょう。毎日目標をチェックし、特に身近なものほどよくチェックしましょう。 自分の到達段階を確認しましょう。そして、翌日の目標を設定しましょう。自分の手放していることや目標設定を信頼しましょう。自分を信頼しましょう。以前のパートナーを信頼しましょう。あなたのドラマに登場する、他の主要な役者たちを信頼しましょう。
「信頼とは、今はどのように見えても、それが自分にとってうまくいくということを知り、その考えに意識的にエネルギー を注ぐことです」
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士