The script assigned rules for relationships 割り当てられた脚本~人間関係のルール~/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士 幸福こそ、最大の復讐である

DAY 29. The script assigned rules for relationships 割り当てられた脚本~人間関係のルール~

 

人はある状況のもとでは、ルールや決まったやり方にそって生きています。ここでいうルールには、自分たちで決めたものも、課せられたものもあります。ルールを法則にまで変えられるほど気づきが高まらないかぎり、私たちはそのルールにそって暮らすものです。ルールはつらい状況から生み出された決断であり、防衛であり、私たちを傷つかないように守ろうとしています。ただ問題は、ルールは破られるものであるということです。心理学的には、防衛は攻撃を引き寄せ、避けている、まさにそのことをもたらします。ルールは頑固なもので、防ごうとする、まさにそのものを潜在意識的に強化してしまう性質を持っています。ルールの下にある末解決の痛みは、解放されたがっているのです。ルールが大きいほど、大きな痛みがその下に隠されていて、防衛を解き放って未解決の問題をきっぱり終わらせたいと願っています。

人間関係の中で相手がルールを破ると、私たちはいらいらします。多くの場合、自分のルールがこういうものだと伝えることもなく、相手には言わなくてもわかってほしいと思っているのです。

「もし私のことを愛しているのなら、わかってくれるはずだ。してほしいことをしてくれるはずだ。それ以外のことを彼(彼女)がするはずがない 」
私たちはそう考えています。だからこそ、パートナーがルールを破ると傷ついてしまうのです。

また、それだけでなく、私たちは自分の書いた脚本の中で、私たちのスターの座を助ける俳優の役割を彼(彼女) にあてがっています。たとえ筋書きでは彼(彼女)がライオンの役を与えられていたとしても、ここにはスターは一人しかいないのです。それはもちろん、あなた自身です。私たちは対等のパートナーになることへの怖れか らそうするのですが、これは親密さに対する怖れなのです。
この怖れを癒さなければ、ルールと脚本を法則、パートナーシップ、共同創造 (*)へ と変えていくことはできないのです。私たちの中にある苦しみを終わらせ、このようなルールを法則に変えるのは今しかないのです。

EXERCISE

 

人間関係に対して、あなたの持っている、たとえば貞節、誠実さ、コミュニケーションなどのルールを挙げてみましょう。直感的に自分に聞いてみてください。
あなたはいつ、このルールを作りましたか? 誰と、どのような状況のもとで作りましたか?
ハイヤーマインドに、あなたやその場にいたすべての人々を、その人の存在の中心に戻し、平和で純粋無垢なところへ運んでくれるように頼みましょう。そうすると、みんなが平和と完全性と恩恵を体験することができるでしょう。この場所から、その状況にいた人にあなたが持ってきた贈り物をあげましょう。贈り物を与えながら、あなたの人生のためにも、その贈り物を受け取ってください。
あなたの人生に今どんな法則がやって来ましたか?
あなたの脚本は今どのように見え、どのように感じられますか?

「苦しみを終わらせ、ルールを法則に変えるのは今なのです」

* 共同創造」
「相互依存」と同義語。愛と創造性にあふれ、才能を与え受けとり、 ともに成長し、成功できる段階。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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