DAY 6. Do you love the person enough to let them go? 手放していいと思うほど、あなたは強く、その人を愛しているか?
これはあなたの愛が本物であるかを確かめるためのテストです。
あなたはその人を手放せるくらい愛していますか?
愛は絶え間なく広がり続ける祝福であり、たとえ自分が何の得にならなかったとしても、相手を祝福し、永遠に幸せを願い、与え続けるものです。
あなたは自分のことを考えに入れずに相手の幸福を願えるくらい、その人を愛していますか?
それとも、相手が嫌がっていても人質のようにその人をとらえ、縛りつけておきたいですか?
手放すことには勇気と信頼が必要です。
あなたは、相手がどこかへ行きたいと思っているのに、引き止めようとしていませんか?
誰かを支配しようとすると、魂も魅力もその人から奪い取ってしまいます。本当はあなたの前向きな態度だけが、彼(彼女)を行かせてあげることができるのです。またそうしてこそ、逆に彼(彼女)があなたの元に帰ってくることができるようになるのです。ただし、戻って来るのを期待して手放す、というのは執着の現れですから、それでは手放したことにはなりません。そのようなことをしてもうまくいかないはずです。手放すことは、真実を生きるという目的をもってなされるも のでなければなりません。 それはいつも今を生きることであり、真実が何なのかあらかじめ決めつけることではありません。彼(彼女)が戻ってくる可能性があったとして も 、 もう二度と戻って来ないつもりで手放さなければなりません。
パートナーと別れる時に、あなたが相手に与えることのできる唯一の贈り物は、手放すことかもしれません。 さもなければ、執着心から相手を引き止めようとやっきになり、その結果、逆に相手をあなたから遠ざけてしまうことでしょう。率直に言えば、あなたは自分が引きこもるために相手を使っているのです。相手の存在は、あなたが何 もせずにいることの格好の口実になります。けれども 、人生の最後には、どんな困難があったとしても 、「あなたがそこから何を得たか」ということが大切なのです。
この関係があなたの人生においてどんな贈り物になっていようと、今あなたはそれを罠として使うことでしょうか?
あなたは喪失の記念碑づくりに時間を費やしますか?
それと 、関係の長さにかかわ らず、 自分に与えてくれた贈り物と愛を祝福しますか?
彼(彼女)との関係は終わりました。彼(彼女)が登場する章が、その後に来るか来ないかはわかりませんが、とにかくこの章は終わったのです。あなたの未来の章に、かつてのパートナーが登場する可能性があるとしたら、それは今相手を手放すことによってしか生まれません。どんなに素晴らしい章であっても、ある章だけを何度も繰り返し読み返していたのでは、次の章に移ることはできません。 また、 もしあなたがそれを、あなたの人生という本の最後の章にしてしまうとしたら、その前がどんなによい話であったとしても 、魅力に欠けたつまらない終わり方になってしまうのではないでしょうか。
EXERCISE
今日は、あなたがかつてのパートナーをどんなに愛しているかを振り返ってみましょう。もし彼(彼女)を愛しているのなら、自由にしてあげましょう。そうでなければ、あなたのニーズが、 どれだけ彼 (彼女) を引き止めておきたがっているのか、それによって、愛にあふれた関係の真似事をしようとしていることに気づきましょう。
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士