DAY 30. What is it you want? あなたのほしいものは何？
今こそ、人生で自分が本当にほしいと思っているものは何かを調べるのによい機会です。人間関係の中で、あなたは本当に何を望んでいるのですか？ この30日間で、あなたは人生で前に進む意欲がどんどん高まってきているのではないでしょうか。そして今、何に向かって進んで行きたいと思っていますか？ 自分の人生をどのように変えたいと思っていますか？ 感情的な障害に妨害されたまま、ここで人生を終わらせたいですか？ この地球上でのあなたの唯一、本当の喜びは幸せになることです。あるいは、幸せになれるように自分を癒すことです。
人生のほとんどは、幸せを手に入れるための試みです。 その他はすべて、私たちがいい人であることを証明するためにしていることです。考えてみてください。あなたは自分の人生について、いつも友だちにどんなふうに話していますか？
普通、 この話は三つの一般的なカテゴリーに区分されます。
①どんなにすばらしい人生か！
②どんなにひどい（困難な）人生か！
③すごく大変だったけれど、私は乗り越えた！
これらは私たちが何年も話してきたストーリーです。私たちがこのことをどんな観客にでも話してしまいそうなので、 ス トーリーはいつも私たちと聴衆との間にちょっとした（時には厚い）壁を作ってしまいます。私たちは人と関わりあっているわけではなく、自分のストーリーを語っているのです。
よいストーリーは、いやな気持ちやうしろめたい気持ちに対する埋め合わせ（＊）です。いやなストーリーには人生は難しい、私を愛してというようなもの（被害者のストーリー）、人生は厳しい、あるいは忙しいけれど、私はなんとかやってきたというようなもの（英雄のストーリー ）、あの人たちは本当にひどい、でも私はもちろんいい人だというようなもの（被害者のストーリー ） などがあります。 これらすべては、いかに自分の内面で無価値感を感じているのかを隠し、そのため私たちは自分を罰するか、いやな気持ちを感じないための埋め合わせとして懸命に働くのです。これらのストーリーは私たち自身に対する罠です。私たちはそれらを使って、自分たちが誰であるのかを隠し、大切な贈り物を隠してしまっているのです。
あなたが人生で望んでいるものは何ですか？ あなたは誕生の瞬間、新しいはじまりの場所、新しい章にいます。 あなたはまったく新しい生き方を選び、今の経験を超えて前へ飛び出し、幸せで平和に満ちたストーリーを選ぶことができるのです。それはドラマチックなものではないかもしれませんが、愛と創造性は刺激を求める要求よりも満足できるものになることでしょう。
EXERCISE
あなたのストーリーが隠しているのは何なのかを見てみましょう。あなた自身やあなたの偉大さに反する罠の下に、上手に隠されているものはどんな贈り物なのでしょうか？
困難や問題というものは、贈り物と反対のところにありがちなので、それは上手に変装しているのです。一度この贈り物を心に描いたら、未来について考える時にそれを使ってみましょう。贈り物を使っていれば、あなたの人生が悪い方向にいくことはありません。中立的な考えというものはないことに気づいてください。あなたの思いは愛と成功か、それを阻むものかのどちらかです。過去や末来について幸せでなかったことを考えてしまう時には、この考えや状況に贈り物が加えられるのを見たり感じたりしてみましょう。贈り物を持っていれば、すべてのことがうまくいくということがわかるはずです。
今日は、あなたが思いつくどんなやり方でもかまいませ んから、この贈り物を誰かと分かち合いましょう。与えながら、自分自身も受け取っているのを感じてみましょう。
あなたはしだいによい気分になり、人生に対して自信を持つようになるはずです。
「あなたはまったく新しい生き方を選ぴ、今の経験を超えて前へ飛ぴ出すことができるのです」
＊「埋め合わせ」
「補償行為」ともいう。心の奥深い部分にある失敗感や罪悪感を感じなくてすむように、成功者や善良な人であろうとするが、いくらやっても報われず、燃え尽きてしまいます。
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士
