犠牲という役割 ①/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士成功心理100

Lesson95.  犠牲という役割 ①

 

私たちは「犠牲」という役割か、「成功」という自由のどちらかを常に選択しています。

犠牲とは役割です。私たちは、鎧のようにさまざまな役割を身につけています。でも、役割は私たちを十分に守ってはくれません。おまけに、私たちが受け取ることを阻んでしまうのです。
役割を身にまとうと、私たちは常に注目を集めていないと気が済みません。そしてじきに、その状態に疲れ果ててしまうことになるのです。私たちの誰もが、そのような鎧を身にまとっています。しかもほとんどの場合、何層もの鎧を身につけてしまっているのです。

犠牲とは役割です。私たちはたくさんの役割を身につけていますが、そのすべてが犠牲に関連するものと言っていいでしょう。もし仕事や人間関係での成功を望むなら、今すぐ役割を捨て、本物の態度を求めなければならないのです。
役割こそ、誠実さを損なうものにほかなりません。なぜなら役割に縛られると、人は間違った理由のもとに正しい行動をとってしまうからです。役割に従うことは、いわば法律の精神を無視して、条文の形式だけに従うようなものなのです。

犠牲を通じて達成されるものは、犠牲なしでも達成可能なも のばかりです。たとえば絆、チームワーク、リソース、与えること、贈り物、恩恵などを通じて達成することができます。
犠牲とは、与えるフリをして奪おうとする試みです。それは、無価値感を埋め合わせようとする試みと言えるでしょう。犠牲とは、私たちが「自分では不十分だ」と感じたときに、別の人の性質を利用したり奪おうとする試みにほかなりません。そう、私たちは自分を犠牲にすることで、他者に支えてもらおうとしているのです。

犠牲は不平等さに基づいています。結果的に、そこには流れも、受け取ることも、成功も、親密さもまったく存在しません。犠牲によって、私たちは相手より上になることができます。
「彼らを『支える』」という名目のもと、あらゆる人間関係を犠牲の形に変えてしまうことができるからです。また犠牲により、私たちは相手より下になることもできます。これは私たちが犠牲を利用して、彼らと対等の立場になろうとしている場合です。このとき、私たちはこんな気持ちで自分を犠牲にしているはずです。「本当は私だってこんな場所にはいたくない。でも、もしあなたがそばに置いてくれるなら、私はあなたのために素晴らしいことをしてあげよう」

今日は「犠牲になろう」というよりはむしろ、「貢献しよう」という気持ちで行動を起こしてみましょう。「貢献」とは、人間関係の究極の形にほかなりません。私たちは貢献を通じて、真の助けを与えることができます。貢献こそ本物の態度であり、私たちに与えることと同様、受け取ることを促す行為なのです。

今日は、相手と対等であることにコミットしましょう。「対等」は犠牲を打ち消し、成功と親密さを導きます。平等により、私たちは受け取ること、楽しさ、誠実さを手にすることができるのです。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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