Lesson 34. 成功か言い訳か
成功できるかどうかは、「すべての言い訳をあきらめよう」という意思の強さにかかっています。人生で成功できていない分野とは例外なく、現状に対して言い訳してしまっている場所なのです。そのような場合、私たちは自分で責任をとるよりもむしろ、責めるべき人やものを探そうとしてしまいます。そうして言い訳に走ってしまうのです。
もし言い訳を手放せば、その問題を解決するための力を授かり、自分で責任をとることができます。こうして成功が生み出されていくのです。責任をとることで、私たちは物事を変えるパワーを身につけられます。自分が許した程度に応じて環境の影響を受けていること、もっと言えば、自らの望みどおりの影響を受けていることに気づくのです。私たちは意識下で、何かが自分に及ぼす影響の大きさを決めています。 エ ゴの強さ、そして、その「自立」に対する欲求の大きさに応じて、私たちは環境の影響を受けることになるのです。
「自分の否定的な経験にまったく影響されない人もいる」―
これは、まだ駆け出しセラピストだった私の心を一変させた気づきのひとつです。このような人びとは、その種の出来事をバネにして、成熟さと気づきに向けて前進することができます。 今考えても、これは本当にワクワクするようなレッスンでした。そしてこのレッスンのおかげで、私は自分自身の人生において新たな見地に立つことができたのです。否定的な出来事を使って自分の成功を阻止するか、その出来事を成功のための手段として活用するか― このとき、私は自分にそのような選択肢があることに気づいたのです。
今日は、周囲の人びとに関する、あなたのすべての言い訳に耳を領けてみましょう。
「もし~ ならこうできたのに」
「もし~ なら私は成功できたのに」
「もしあんなことが起きなければ、私だって~できただろうに」
「あの人が私にあんな(ひどい)ことをしなければ、私も ~ する必要はなかったのに」
「あの出来事(状況)の被害に遭わなければ、私も~できたのに」
あなたが心の中でつぶやいている言い訳をひとつ残らず聞き取ってみてください。
「今のパートナー (前のパートナー/両親)がもっとよい人なら、私も真実の愛をつかめたのに」
「あんな会社(両親/上司/経済状況/妻)じゃなければ、私ももっと成功できただろうに」
それらすべての言い訳が、あなた自身に対する攻撃であることに気づいてください。
言い訳とは成功できない人びとのためのものです。成功できていない分野には、例外なく言い訳が隠されています。成功するために、あなたはそれらの言い訳を手放さなければなりません。成功と言い訳のふたつを同時に持つことはできないからです。今こそ、そのどちらかを選ぶべきときです。あなたはすべての言い訳とそれに伴う責めや罪悪感に白旗をあげますか?
それとも成功を望みますか? ここでどちらかひとつ、答えを選んでください。そのあと次の4つのカテゴリをよく調べて、
もう一度答えを選び直してみましょう 。 さて、 あなたは何を望んでいるのでしょうか?
私がまだ成功していない分野 1. 2. 3.
私がしている言い訳 1. 2. 3.
私の言い訳が自分の人生に与えている影響 1. 2. 3.
今私が選ぶこと 1. 2. 3.
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ