幸せってなに?成功ってどういう意味?

「幸せ」「成功」という二つの言葉は、よく目にしたり語られたりしますが実際どのくらい体験しているのかを客観的に捉えることは出来ません。

目に見える形としてよくわからないので、成功や幸せに条件を付けて、その条件が満たされているか否かで、自分の成功や幸せの具合を測ったりしていませんか。

改めてここで「幸せ」「成功」の意味について考えてみましょう。

1. 成功とは?

成功という言葉を聞いて何をイメージでしょう。

『目標を達成すること、事業などを成し遂げること。転じて地位や名誉を手にすること。』by広辞苑

あなたにとって成功とは何を意味しますか?

1-1 幸せな成功

「幸せな成功」というと、「不幸な成功」もあるのかという疑問が出てきますが、まさにその通りです。

ビジョン心理学でいう成功とは、「幸せな成功」のことを指します。ここではあえて「成功」に「幸せ」 という言葉をつけ加えてあります。

成功しているにも関わらず不幸だというのは矛盾していますし、それは真に成功しているとは言えません。不幸な成功は真の成功ではないのです。

真の成功を体験したいのであれば、まずは自分自身が幸せを体験しているかどうかに気づくことが大切です。

成功というと、一般的には、目標を達成することや社会的に一定以上の地位を得ていることで、「外的な成功」を指します。

しかし、最近ではこうした外的な成功だけでなく、内的なことにも 興味を持つ人が増えています。

 1-2 内的成功と外的成功

幸せには「外的成功」と「内的成功」があります。

「内的成功」とは、心の幸せ、豊かさ、平和のことであり、自分を幸せにし、パートナーや家族、仲間、より多くの人に幸せな影響を与えていく才能を言います。

人が内的成功に興味持つのは、外的成功をおさめたのに幸せになれず、「成功しているのに不幸」という体験をするからです。

私たちは子供の頃から目標設定をし、努力し目標を達成する方法を学習してきました。目標を達成した時に感じる幸福感は長くは続かず、また次の目標達成のために努力を始めます。それはとてもストレスが高い状態で長く続くと心身の健康を害したり、家庭や社会の中で起きる様々な問題の原因のひとつになったりしています。

外的成功を追いかけていてもキリがなく、満足感を得ることはできないのですが、かといって、自分の心が体験する内的成功だけでは、お金が理由でやりたいことを諦めたり、欲しいものを手に入れられなかったり、家族の教育や健康にお金をかけたりすることもできず、幸せとは言いにくくなります。

真の幸せは、内的成功と外的成功とのバランスにあり、心の成長にともなって、幸せな人生を体験することができるのです。

 2. 人生の幸せ

幸せになりたいと思い、どうすれば幸せになれるのかと心を学ぶ方も沢山います。

心を学ぶと幸せになれるのでしょうか?

2-1  幸せになる方法を学んでも幸せになれない

幸せになる方法をたくさん学んでも5年たっても10年たっても、なかなか幸せだと思えない人もいます。

また、結婚したのに、仕事でも成功したのに、幸せをあまり感じられないという人もいます。

多くの時間、お金、エネルギーを注いで、

「親との関係をよくしたい」

「子どもとの関係をよくしたい」

「夫婦の関係をよくしたい」

「真実のパートナーにめぐり合いたい」

「やりがいのある仕事を見つけたい」

「仕事で成功したい」

「仕事で自己実現したい」

「夢やビジョンを実現したい」

と、たくさんの人が幸せになる方法を一生懸命学んでいきますが、なかには10年以上も幸せになる方法を学んでいても、あまり幸せそうでない人たちがいます。

 2-2 幸せを実際に体験することが大事

カウンセリングやセミナーでいくら母親のことを扱って、「勘違いをしていた」「母親に感謝しなくては」「母親をもっと愛したい」と、気づいたとしても、母親からの愛を受け取って、「愛されている」「愛している」と実感しなければ、つまり、母親を味わうことができなければ、幸せの実体験はないと言えます。

私たちはすでに多くの人からの愛や優しさ、幸せを受け取っています。

もしあなたが今、それほど幸せだと感じられないのだとしたら、あなたは幸せの味わい方を知らないのかもしれません。

 2-3 幸せは「幸せを味わう能力」と関係

私たちの幸せは、「幸せを味わう能力」と関係しています。幸せになる方法を学んでも、どれだけ幸せを実際に人間の味覚の「しょっぱい・すっぱい・甘い・苦い」という体験しているかが大事になります。

この基礎感覚が発達していなければ、料理を味わうことができません。

子ども時代に、すべての料理をおいしく感じられないのは、この味わう感覚があまり発達していないからです。

大人になるにつれ4つの感覚がバランス良く発達していけばいくほど、いろいろな料理のおいしさを感じることができるようになります。

幸せも同じことが言えます。

 2-4 幸せの味覚

幸せには味覚同様、「許し」「信頼」など、いろいろな基礎的な要素があるのです。

「許し」は 幸せを味わう能力

この幸せを感じる味覚が発達していなかったら、どんなに素晴らしい人生が提供されていても、私たちはその幸せの味を体験することができません。

たとえば、「許し」という能力が発達していなかったら、相手が何か 間違いをしたとき、その人を許すことができないので、一度相手が間違いを犯すと、その人との関わりを絶ってしまいます。 これではどんな親しい人との関係でも長続きしないでしょう。

「信頼」とは、「自分が信じる能力」のことです。この能力が低いと、いつも人を疑ってしまいます。「信頼」は力づけです。

誰かに信頼されて、勇気が出た、自信がわいた、という経験をしたことがあると思います。この能力が低下していると、人間関係、信頼関係を壊していると言えます。

 2-5 人間関係を味わう

幸せを味わう能力が低下していると、幸せな環境にいたとしてもそれを感じることができません。

料理であれ、人間関係であれ、味わう感覚は何よりも大事です。

現代は、絶えず刺激だけを与えてくれる、インスタントな人間関係ばかりを求める人が増加しています。簡単に楽しめるけれども長続きはしない関係のほうが、楽に感じます。

それが酷くなれば、現実の人間関係でなくてもいいとなります。映画や恋愛ドラマを見れば、恋愛を楽しむことができるし、本を読めば、簡単にロマンスの気持ちになれます。

映像や本などを通して、恋愛の感じや楽しさを体験しているうちに、実際に恋愛をしたり、家庭を持つことなど、面倒くさくなってきてしまうのです。

現実の人間と恋愛をし、愛のあふれる幸せな人間関係を体験して、その人間関係を味わうには、幸せを感じる能力を発達させなければなりません。

味覚の4種類の基礎感覚が発達すると、いろいろな材料をおいしく味わえるのと同じように、幸せを感じる能力を上げていけば、さまざまな幸せを感じることができるようになるのです。

まとめ

真の幸せには「内的成功」と「外的成功」のどちらも大事です。二つの成功のバランスが照れていることが「幸せな成功」です。

幸せを味わう能力が発達すればするほど、幅広く、奥深く、幸せを体験することができます。

自分が体験するだけではなくて、まわりの人たちに、この幸せの体験を提供していくことができるでしょう。

人生の幸せの味覚も、同じようにバランスが大事です。

幸せな成功は概念ではなく体験です。今ある外的成功を味わうことが内的成功(幸せ感じる能力)を育みます。

心を学ぶことで、すでに手にしている幸せを味わう能力を高めることができます。

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