DAY 1. Happiness is a choice 幸福は選択である
不幸になる理由を探せば、きりがないことに気づいてください。それは一生かけても払いのけきれないほどです。あなたが人生において経験することは、あなた自身の生きる姿勢や、究極的に何を求め、何を選択するかにかかっています。喪失と向き合うことも同じことです。結局のところ、何が起こるのか、それがあなたの人生にどう影響するのかを決めるのはあなた自身なのです。「殺さないものがあなたを強くする(どんな困難も乗り越えると強くなれる)」とどのつまり、あなたは自分自身にとって意味のある経験だけを選択しているのです。
この喪失の苦しみの中で、あなたが越えられればいいと思っていることは何でしょうか?
最終的にあなたが望んでいることは何でしょうか?
自分はもうこれでおしまいだと思いたいですか、それともまったく新しい段階の始まりだと思いたいですか?
自分の人生をここで止めてしまいたいですか、それともこれからなんらかのことを学び、成功や愛に結びつけていきたいと思いますか?
あなたが傷ついた証として、その関係の結末を刻みつけた記念碑を建てたいですか?(たとえば 「私はあの人に傷つけられ、捨てられました」とか、「息子が結婚し、私は孤独です」 というような)
それとも与えられた愛を受け取り、あなた自身が幸福になる道を歩みたいですか?
このことは決して乗り越えることのできない問題になるでしょうか、それとも人間関係がまったく新しい段階に向けて飛躍するためのジャンプ台になるのでしょうか?
残りの人生を浮かない顔をして過ごしたいですか?
「あの人があんなことをしたから私はこうなったんだわ、私が惨めなのはあの人のせいなんだわ」 などとつぶやきながら 。いつまでも傷ついていることで、あなたをこんなに孤独にさせたあの人たちは、決していい人なんかじゃないと言いたいのです。これは復讐です。でも、あなたは本当に自分自身を傷つけてまでも復讐を続けたいですか? 幸せであることがどこから見ても効果的だと言えないでしょうか?
EXERCISE
手放していく過程をあなたなりの形で進めていくことにより、あなたは何を証明しようとしているのかを自分自身に問いかけてください。
答えが出たら、それによって何を証明しようとしているのかを自分に問いかけてみてください。今度はその答えが出たら、さらにそれによって証明しようとしていることが何かを問いかけてみてください。そして、あなたの心の中に浮かんだものを信じてください。
あなたが証明しようとしているものは、あなたが守ろうとしている自己概念やアイデンティティにすぎません。それは補償(欠けているものを補おうとすること)であり、あなたが本当に信じているものではありません。あなたが証明しようとしているものの代わりに、幸せを選ぶことができるかもしれません。幸せはあなたがほしいと思っているものすべてをすでに含んでいます。手放すことや問題解決のプロセスには何十もの、時には何百もの層があります。しかし、ひとつひとつの選択がいくつかの問題の層を解決し、幸福に向けて前進させてくれることでしょう。
「結局のところ、何が起こるのか、それがあなたの人生にどう影響するのかを決めるのは、あなた自身なのです」
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士