DAY 4. The stages of letting go 手放すことの段階／ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士 幸福こそ、最大の復讐である
手放す時に人が経験する共通の段階があります。これを使って自分がどの段階にいるかを知り、次のステップに備えることができます。あなたは手放しつつあります。これはあなたが依存を抜けつつあることを表しています。ただし、一番大切なことは、自分自身に正直になることであり、「依存」を否定する（自分には人に依存する気持ちなんか、まったくないというふりをする）ことは痛みの原因になります。
「電話はしないこと」というような特に助けになる法則がいくつかあります。自分の要求が強くて、与えるふりをして相手から奪ってしまうような場合には特に役立ちます。吸血鬼のように電話にしがみついて待ってばかりでは、状態は悪化し、あなたの魅力も失われてしまいます。彼（彼女）があなたに電話をかけてきた時に、手放すことの第一段階を自分がクリアしたことがわかるでしょう。あなたが「その電話」を大切にしないと、彼（彼女）は第二段階まで電話をしてこないでしょう。
彼（彼女）が電話をかけてきたら、あなたはいくつかある手放す段階の最初の一歩に到達したことになります。できるだけつながりを持ちながらも、とらわれないようにしましょう。電話は楽しんでいいのです。でも楽しむだけにしておきましょう。もしあなたがこのテストをパスしたら、どこか外へ誘ってもらえるでしょう。あなたがそこでうまくやれれば、またお誘いがあるか、向こうから電話をしてくるでしょう。あなたが今起きていることにこだわらなければ、こういう誘いは続くはずです。
外で会うという第二段階を卒業したら、もう一回テストを受けなければなりません。また同じテストです。つまり楽しむことをキーポイントにして、 とらわれず、つながりを持ち続けるということです。これができれば、あなたの株は上がります。
このテストをパスしたら第三段階、あなたはいよいよ家に招かれます。ここでうまくやれれば、交際の可能性が生まれるでしょう。どのくらいうまくやるかによって、特別なおつきあいか、一般的な交際か、先行きのわからない交際なのかが決まります。あまりうまくやれなかったとしても、彼（彼女）は電話をすることを約束してくれるでしょう。もしひどく失敗してしまったら潔くあきらめて、電話のテストのところでしくじった時と同じように初めからやり直しましょう。
さて、彼（彼女）の家に行っても気にせず、素直に楽しみましょう。とにかくとらわれないことが大切です。
第四段階では、二人で家で過ごすことは当たり前のこと になってきます。この段階での典型的なテストは、もし彼（彼女）に別の相手がいて、それでもあなたと会いたいという場合です。あなたはもう成功したも同然です。今、手放すことをやめてはいけません。もしも、あなたが彼（彼女）との交際に同意すれば、三角関係、つまり愛や親密な関係を止める罠にはまってしまいます。
もし、逆にあなたが手放し続けたとしたら、彼（彼女）はあなたの手に入るか、もしくはあなたにとっての真のパートナーが第五段階で現れることでしょう。 もし二人のうちのどちらかを選ばなければならないような時でも、選んではいけません。それは罠です。あなたのするべきことは真実を、つまり次のステップを選ぶことです。二人とも手放し続けなさい。あなたの本当のパートナーは二人分の資質を併せ持って次のステップであなたに加わります。
そして、第六段階であなたは知るのです。真実の愛を。
EXERCISE
すべての手放す段階とあなたの今いる段階を示すグラフを作り、どの段階にいるのかを調べてみましょう。あなたの今いる段階と次の段階で成功するんだということを決意しましょう。
「一番大切なのは自分自身に正直になることであり、依存を否定することは痛みの原因となります」
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士
