覚醒
これは、夢うつつの人生から目を覚まし、悟りへと進む原則です。一体感に伴う愛と光の体験とともに、すべては一つであるという認識に至ることです。
悟りへの途上では、いくつもの小さい覚醒があります。その一つひとつが夢から覚めたかのように私たちを目覚めさせ、私たちは自分自身や人生、そして何が重要なのかについて新しい認識に至ります。こうした覚醒はすべて進化のプロセスであり、より大きな「ただそこにある」現実に対し私たちが目を覚ます準備が最終的にできるまで続きます。
覚醒とは、愛や真実の呼びかけに応え、あたかも現実であるかのように夢の中で生き続けることにノーと言うことです。覚醒の中には、成熟の結果として生じるものもあれば、願望や選択の結果として生じるものもあります。どんな覚醒でも、私たちは幻想の鎖を断ち切り、現実がどんなものなのかについてより大きな体験をします。あるいは最終的な覚醒の場合は、すべての「ありてあるもの」との統合と和合を体験します。ここでは分離の幻想は落ちて消え、自分自身が一体感の一部分だとわかり、その全体性への気づきに恍惚とします。
ソローは覚醒をもたらす意欲と、覚醒によって圧倒される怖れについていみじくも言っています。「我々が目を覚ますその夜明け、光はあまりに明るすぎ、私たちを盲目にするほどであろう」と。
あなたに意欲がありさえすれば、普遍の魂はあなたをやさしく目覚めさせ、穏やかな覚醒の道にあなたを誘ってくれることでしょう。
エクササイズ
今日、覚醒すると選択してください。心からそれを願ってください。
ハイヤーマインドはあなたがどのぐらい覚醒の準備ができているのかわかっています。可能な限り簡単な方法で、あなたが準備できている分だけ覚醒をもたらすでしょう。
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士