受容/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士癒しの原則

受容

受容とは、今、そこに現れていることはなんであれ、あるがままに対処しようという意欲のことです。

物事をあるがままに承認し、受け入れることによってのみ、私たちは前に進み、変化を作り出すことができるのです。

受容は抵抗の反対です。抵抗は防衛であり、痛みや直面したくない課題を避けようとして、今起きていることを拒否することです。しかし、抵抗すると、それが続きます。

物事をあるがままに受け入れる意欲を持つと、物事が変わるのです。受け入れた物事が自然と展開し、先に進むのです。痛みに抵抗すると、痛みは悪化します。痛みを受け入れ、その感触を余すことなく感じ尽くしてください。すると矛盾するようですが、痛みは少なくなります。

実際に起きていることを否定していると、私たちはいとも簡単に傷心の方向へと向かってしまいます。

今起きていることを受け入れると、他にも選択肢があるのだとわかります。受け入れるたびに私たちは緑豊かな草原へと進みます。抵抗が私たちを弱体化する一方で、受容は私たちをカづけます。

受容はふりをしたり、隠れたり、歪曲しようとはしません。どのように見えようとも、それをあるがままでいいと許可するのが受容です。状況がネガテイプに見えても、それをそのまま受け入れると、状況の進展を阻む怖れや判断が消えてなくなります。

受容は傷心を癒し、私たちが勝ち負けの態度に陥るのを防ぎます。

勝ち負けの態度でいると、勝負を続けるために、 少なくとも半分は負けていることになるでしょう。この勝ち負けの態度は人生に 傷や拒絶という最も大きな 感情のパターンを作り出します。

受容は、幸せになるためには勝たなくてはならない、あるいは最初にニーズを満たしてもらうのは自分でなくてはならないと信じている、非常に根本的な意識を癒します。また私たちの中でこっそりと、時にはあからさまに存在している「奪う」という側面は、そのままだと像、拒絶、そして喪失へとつながりますが、受容はこれを癒します。

成功へと進んで行く上で次のステップを生み出すのが受容なのです。

エクササイズ

人生の中で、何があなたを傷つけ、何が滞っていると 感じられるかを見てください。

抵抗することなく、問題をあるがままに受け入れてみ ましょう。問題をあるがままの状態にしておきましょう。

物事をあるがままに受け入れれば受け入れるほど、人生 は成功裏に展開するでしょう。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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