誠実さ
誠実さとは、一貰性と真実の行動をもたらす完全さのことです。それはパートナーシップと受け取る能力をもたらします。
誠実さと勇気を持てば持つほど、信頼とそれに伴うやすらぎが強まります。誠実さは私たちを強くし、他の人とパートナーシップを組むことを容易にします。誠実であればあるほど、私たちは信頼され、あてにされる存在になります。進化とはすべて誠実さの進化なのです。
誠実さがないと、自分を甘やかしてしまい、わがままになった分だけ犠牲になるという悪循環が増すばかりです。誠実さがあると、怒りや痛みが唐突に燥発することはありません。
誠実さを持っているとは、何も欠けていない完全な状態であり、統合され、マインドが一つであるという意味です。それでも私たちが一体感の状態に到達するまでは、癒すべき、統合すべきことは常に山ほどあります。
誠実さがあると、私たちは高いレベルの気づきを維持しているので、意図に反するような決断を思わず一瞬のうちにしてしまうことはありません。
世界で起きていることはすべて自分と自分自身との関係、他の人との関係、さらには神との関係の反映として理解し、費任を持ちます。そうやって周囲の世界に対して反応する能力が増すと、そのお返しとして真実の反応が戻ってきます。あなたの誠実さはまわりの誠実さを呼び起こします。
パートナーは、たとえば性的に、あるいは感情的に誠実さに欠けるといったように、それぞれ違った面で誠実さの課題を持っているかもしれませんが、お互いの誠実さのレベルは、通常同じです。
まだ悟りに至っていないので、私たちは誠実さという面で成長する余地があります。これはただ誠実になることへの願望と選択によってのみ達成されます。内面にあるあらゆる分野の葛藤を統合し、さらに外側に現れている対立を内面的な対立の表れと理解し、癒すことによりそれを達成できるのです。
エクササイズ
人生における主な分野のリストを作り、それぞれの分野であなたがどのぐらい誠実なのかパーセントを決めてください。
たとえば次のようなものです。
- 金銭
- 税金
- 時間
- セックス
- 感情(他の人を支配、吾迫するために使っていないかどうか)
- 自分自身に対し誠実であるかどうか
- ビジネス
- コミュニケーション
- 人間関係
誠実度が100% でない分野に対 しては、自分自身に尋ねてみましょう。これがあなたの本当に望んでいる ことなのかどうかと。
また、自分が犠牲を生きている 分野に気づいてください。そこでは受け取ることがで きません。潜在意識的には、犠牲とは奪おうとする試 みであり、誠実さに欠けます。
書き出した分野につい て新しいレベルの誠実さにコミットし、その結果を見てみましょう。
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士