ニーズを癒す/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士癒しの原則

ニーズを癒す

私たちの問題はすべてニーズが満たされていない結果として起きています。なぜか私たちは問題を通してこうしたニーズが満たされるだろうと思っています。

ニーズは失われた絆や分離から生じるもので、目下の問題は私たちの中に過去のこうしたニーズが満たされるまでは前に進まないと拒否している部分があることを示しているのです。

悟りを開くまで、あるいば悟った後でも、私たちはずっとニーズを体験するでしょう。ですから私たちはニーズを持っているのだという事実と仲良くする方がよいのです。ニーズは人生に幻想と誤りを作るものであり、単に癒すべきものなのです。

ニーズは奪おうとしながら、受け取ることができないという罠なので、特に癒すことが重要です。

依存とは絆を失ったり、トラウマを体験したりした際にはまりやすい主な役割の一つです。これは特に見苦しい葛藤であり、もしもニーズを癒すというレッスンを学ばないと、決して人間関係で成功することがありません。なぜならニーズに成熟した態度で対処することが人間関係の大切なレッスンであり、このレッスンを学ばないと、報われていない感じや傷心につながります。

人間関係において、私たちの多くはパートナーがすることや、してくれないことに対して文旬を言います。しかし、これはニーズを満たしてもらおうとする単なるケンカです。

ニーズがあるところでは、私たちは実際には気づかないうちにパートナーを遠くへ押しやっています。奪うという自らの態度を、パートナーがしている間違った行いに焦点を当てることで、ごまかそうとしているのです。

パートナーと自分を許さない限り、ニーズを手放すことを学ばない限り、そして責めたり、脅迫したりすることなく、自らが持っているニーズに関して成熟した態度でコミュニケーションを取らない限り、私たちはパートナーにも、また自分自身にも与えることがありません(たとえばロマンティックではないとか、セックスが満たされないなど)。

人間関係に関して私たちが抱いている文句は、本来自らが持って生まれてきた贈り物を示しているのです。つまり、ここではロマンスとセクシャル・エネルギーが、まさにそれです。

パートナーを悪者にすると、彼、あるいは彼女のやる気をそいでしまいます。そうではなく、あなたがその贈り物を与えると、パートナーがロマンスやセクシャル・エネルギーといった体験を分かちあう気持ちになるのです。

自分のニーズとうまくつきあうことは成功のために重要です。

ニーズを承認し、受け入れ、笑い飛ばし、それらを癒すことにコミットしてください。それらを手放すか、自分に必要だと思うことを与えましょう。するとあなたは自由になるでしょう。

エクササイズ

あなたの問題を調べてみましょう。どんなニーズが 見えてきましたか。

あなたが奪おうとしていることは すでにあなたの中にあると想像してください。その扉 を開いてください。そしてそれを愛し、エネルギーの レベルでまわりの人と分かちあってください。

次に他の人たちはあなたのどんなところを避けているのかを見てみましょう。それはあなたが手放すよう求められているニーズを示しています。

もう一度あなたの心の奥深くに入って、その部分への扉を開き、そ の部分をあなたと一つにしてください。そしてそれを 分かちあいます。

まわりにいるニーズを持っている人たちを見てみましょう。彼らはあなたの潜在的なニーズを映し出して います。

彼らのニーズを満たすことのできる贈り物が あなたの中にあります。その贈り物への扉を開き、それを愛し、それを必要としている人たちと分かちあっ てください。

これをすると、あなたの隠れたニーズが癒され、あなたもその人たちも前に進むことができま す。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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