自由/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士癒しの原則

自由

自由は内面的な拡大のパワーであり、それがあると、自分が望む外の世界での拡大も可能になります。

自由とは癒しの道具であり、葛藤、幻想、罪悪感の鎖から私たちを解き放ちます。偽りのものを越えて私たちを真実のものへと進ませてくれます。

自由はあらゆることを簡単にします。真実が存在し、コミットメントが起きていることを自由は示します。

自由を感じていないときは、仕事や人間関係が真実でないか、あるいはもっとあり得るのは、私たちの態度や関わり方がコミットメントからきていないということです。コミットすれば、私たちは自由を感じます。

自由を感じると、人生は簡単になります。自由は私たちをのびのびと呼吸させ、与え、受け取ることを容易にします。自由は豊かさ、生き生きとした感じ、そして可能性を祝福します。

進化するにつれ、私たちはエゴが仕掛ける罠を次々に抜けることができ、自由の感覚が自然と強まっていくでしょう。実際、エゴは窮屈や制限を売り物にしますが、完全な自由は私たちの進化の方向であるハイヤーマインドの体験へと私たちを近づけてくれます。

自由とはありがたいものです。なぜなら、誰かが犠牲にならなければ人間関係は成り立たないという古い観念を越えて、自由は人を前に進ませ、人間関係で対等を築くからです。

自由は犠牲につきものの隠れた競争の原理に逆らい、それが間違いであることを示します。あらゆる人の平等性を確立しながら、皆をパートナーシップに戻し、コミュニケーションと絆を深めることを可能にします。

残念ながらコミットメント、簡単さ、真実を怖れている人は多く、同じように私たちは自由を怖れています。私たちの多くが罠にはまっていると感じているのがその証拠です。本当に自由であることを怖れているので、偽りの自由を生きています。あたかも怖いものであるかのように、私たちは自由から逃げているのです。

今こそ、自由を受け取り、分かちあう時です。

 

エクササイズ

自分自身を縛っているところ、あるいは自由ではない ところを調べてみましょう。

自分の体験はすべて自分の 責任であると知っていれば、それがいかに自由への怖れ からきているかがわかるでしょう。

・何があなたにとって自由よりも重要だったのでしょう。

・もし自由になってしまったら何が起きると怖れているのでしょう。

・誰か、または何かから何を奪おうとしているのでしょう。

・自由になったら、どんなニーズが満たされなくなると怖れているのでしょう。

・自由への怖れが原因で、どんな義務、役割、犠牲を生きているのでしょう。

・人間関係、仕事や家族でどんな自由をあなたは怖れているのでしょう。そうした状況でどんな感情を感じるのを怖れているのでしょう。

・自由を感じないことはあなたにどのように役立っているのでしょう。

・自由を感じないことはどんな口実を与えてくれるのでしょう。

・自由を感じなければ、あなたは何を与えずにすむのでしょう。

・自由を感じなければ、あなたは何を受け取らずにすむのでしょう。

・自由でない、あるいは自由を感じないことで誰に対して復讐をしているのでしょう。

・分離した自立と自由をどこで勘違いしているのでしょう。

 

自由以外にあなたを幸せにするものはありません。

自分自身と他の人のために自由を選んでください。他の人に自由を与えれば与えるほど、より多くの自由を楽しむことが出来ます。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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