自由なおしゃべりの効果

イベント

毎月2回程度、『おとなのおしゃべり広場』というオンライン上の場を開いています。
初めて参加する方同士でもお話ししやすいよう、各回1つのテーマを設けて、テーマに沿ってゆるく進行しながら1時間、おしゃべりや繋がりを楽しんでいます。

今回は「『本』について、おしゃべりしよう」というテーマで集まったメンバーとの「おとなのおしゃべり広場」です。毎回、テーマが気になって参加する方もいれば、おしゃべりを楽しみたくて参加される方など、これまでは30代から60代くらいまで、男女様々な方が参加してくださっています。

大人は特に、自分の気持ちを伝えるよりも、その場で求められていることを口にしたり、子育てや仕事で他の人を優先しすぎて自分の気持ちや楽しさから遠くなっていたり、いい人すぎたり我慢しすぎたりなどしてストレスをためることも多く起こりがちです。

悩みや課題を感じても、こんなこと感じる自分がおかしいのか?と自分が感じていることも抑えてしまうと、苦しくなってしまいます。

大人でも、自分の気持ちをただ口に出すことが出来て、正しい間違っているとかで判断されたり、批判されたりすることなく、自分にも他の人にも接することが出来たら、ひと息ついて、課題が自然と解決の方向に向かっていくこともあります。他の参加者の話を聞いて、似たような状況では他の人も同じように悩むことがあると気づいたら、それだけで気分が軽くなることもあります。

そんな思いで2020年6月から始めた「おとなのおしゃべり広場」、今回のテーマは「『本』について、おしゃべりしよう」でした。

本そのものについて、これまで読んだ本について、気に入っているところや記憶に残っていることについてなどをお話ししながら、話題は子どものころの「交換日記」の話に。誰もが経験のあることなのでしょうか。交換日記と恋愛は切っても切れない間柄。恥ずかしくて、甘酸っぱい、なぜかそこに両親が登場して時々苦い記憶も…。青年期には、読んだ本の作者と自分を同一視したりして、なんだか背伸びしてた!なんて話で参加者同士で共感したり。久しぶりに思春期の感覚を思い出した、楽しい時間でした。

他では口に出しづらいことでもお話しできたり、ただただ自分の気持ちを話してみたり、他の人の話すことを聞いて、つながって楽しむことが、頭や気持ちの余白を生んで、リフレッシュしたりまたやる気が出たり。レジリエンス(立ち直り力)が自然と私たちには備わっていることを、実感しています。

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