許し/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士癒しの原則

許し

許しは癒しの土台であり、核でもあります。

許しと正反対の恨みや批判がある時、私たちは引きこもりや自己攻撃にはまってしまうか、他の人に対して攻撃的になるかのどちらかです。これは私たちの受け取る能力と成功を阻害します。恨みの実体は誤解と痛みです。

許しとは相手に与えることであり、失われたふれあい、絆、そして理解を再び築くものです。この許しによるふれあいを通してこそ、簡単さ、平和、そして充足感が得られるのです。

他の人に対して許したことは、自分をも許すことができ、それによって自動的に私たちのものの見方が変容します。私たちが隠し持っている罪悪感と自己攻撃から自らを解放できるのです。罪悪感や自己攻撃があると、他の人のことも非難や罰を受けて当然だと思うようになります。

許しは関わりのあるすべての人に恩恵、変化、充足感をもたらします。過去を清算すれば、自分と許した相手の双方が変容できるのです。許しは特に被害者のパターンを癒し、平和と喜びをもたらします。許しの基本的法則は、「他の人を許すと、自分がしてしまったと思ったことについて自分を許すことになる」というものです。

誰かを無実であると見ることで、私たちは自らも無実であるとわかるのです。他の人に対してこだわりを持たないことで、私たちは自分に対してもこだわらずにいられます。このように、許しは私たちすべてを自由にしてくれるのです。

エクササイズ

あなたが愛している人が目の前に立っていると想像し てください。

実際にあなたの目に見えているものを越え、その人の内面にある愛の光を見てください。そしてあな  たの光がその人の光とつながると想像してください。

同じようにして、あなたが批判している人が目の前に立っていると想像してください。

それから、その人の肉体や  性格、その人が犯してしまった過ちを越えて、その人の 内面深くにある光を見てください。そして先ほどあなた  が愛している人とつなげたその光が、あなたが批判して  いるその人の光とつながると想像してください。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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