助ける
人を助けるとは、当然のことながら、人生の目的の一部であり、私たちができる最善のものの一つです。他の人を助けると、自分自身をも助けることになります。自分の人生にも、他の人の人生にも流れを作り出すわけです。
人の役に立つとは、犠牲でもなければ、手助けという役割でもありません。犠牲や役割は変化を怖がっている共依存の形です。役に立つとは、何かをすることだけでなく、相手の人に手を差し伸べようとすることで起きるつながりによってできるのです。
助けたいと思ってつながると、そのたびに絆の糸を紡ぐことができます。こうした糸がまとまり1 本のひもに、ひもがまとまり1 本のロープに、そしてロープが まと まっ て 1 本のケープルになると、さらなる絆と自由の感覚が生まれます。この絆はかかわっている人すべてに愛、成功、援助をいとも簡単にもたらします。
援助すると、あなたが与えているものの恩恵をあなた自身も自動的に受け取ります。そればかりでなく、あなたが与えた助けが、いずれあなたが必要とした時に助けてもらえるようにしてくれるのです。
助けたいと思う気持ちは、私たちをひらめきに対しオープンにし、いつでも柔軟に他の人や真実の手助けができる状態にしてくれるのです。
人を助けるといい気持ちがします。必要とされている援助を与えるにつれ、私たちは単なる好意だけでなく、愛を感じるようになるからです。
人を助けるとはシンプルなことです。それは私たちを、他の人たちを、そして世界を進化させます。世界に残っているものは愛と光だけであるという、そんな時代に私たちを一歩近づけてくれるのです。
人を助けると、自分も相手も愛すべき存在なのだと感じることができます。ですから、他の人に対する貢献はどんなものでも自分のためになるのです。
助けは、私たち全員に絶え間なく、導きと恩恵という形で与えられています。そうやって与えられている助けに心を開くと、私たちは満たされ、それと同じように他の人を助けることができるのです。
エクササイズ
今日は、誰があなたの助けを必要としているのか自分 に尋ねてみてください。
どのように助けるか、何をした らいいのか、何を言ったらいいのかは、あなたのひらめ きに耳を傾けましょう。
他の人に応えている時に自分が 受け取っているのを感じてください。天にあなたを通し て他の人たちを助けさせてください。
あなたのところに 直接やってくる助け、また天が他の人を通してあなたに 与える助けに対し、心を開いてください。
ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士