自分自身に対する陰謀/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士成功心理100

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Lesson 55.  自分自身に対する陰謀

 

1984年から89年までの間、私はエディプス ・コンプレックスに関する調査を行い、こんな気づきを得ました。「このコンプレックスは、私たちが自分自身に対して用いる陰謀にほかならない」。それは非常に卑劣で慢性的な罠です。しかも、その罠の大部分は、無意識のうちに仕掛けられてしまいます。このコンプレックスが治療不可能のように思えてしまう理由はここにあるのです。
その後も調査を続けた結果、私は「エディプス ・ コンプレックスだけが陰謀ではない」という事実に気づきました。そしてそのとき以来、実に50以上にも及ぶ、より一般的な陰謀を発見することになったのです。
いかなる問題も陰謀の可能性を秘めています。それが慢性的なものになるほど、逃れられないように思えてしまうものなのです。

たしかに、陰謀は「誰もが絶対に陥ってしまう罠」です。しかし、それは神によって裏づけられたものではありません。そしてほとんどの場合、ビジョン心理学によって裏づけられたものでもありません。人生にひそむ陰謀に気づくにつれ、私たちはこんな発見をすることになるのです。「『この陰謀から抜け出したい』という意思さえ持てば、陰謀から自由になれるのだ」

陰謀は、私たちの気づきが足りない部分に生じます。陰謀とは、それらの部分を隠れたままにしておこうとする企みにほかなりません。ひとたび私たちが焦点を当てれば、それらの陰謀は消えてしまいます。私たちが詳しく調べることにより、そこに光が当たるからです。陰謀とは、闇の中でしかうまくいかないものなのです。

いかなる陰謀も、私たちの目的に対するエゴの防衛のひとつにほかなりません。「エゴとはまったく必要のない、非生産的なものだ」こう気づくにつれ、私たちは贈り物を受け取り、成功し、パートナーシップを築いて親密さを手にし、自らの目的のために生きるようになります。そしてそこには流れ、充足感、喜びが生み出され、それらがエゴを溶かしはじめるのです。

今日は、あなたにとって大きすぎたり複雑すぎたりして、抜け出せないように思える罠の周辺をよく調べてみましょう。その出口を探すことにコミットしてください。より良い道が必ずあるはずです。その陰謀をあなたのハイアーマインド (創造的なマインド)に委ね、すべてを明らかにしてもらってください。 そうすれば、あなたは人生において大きく跳躍することができるでしょう。
自分に対する陰謀を見きわめられれば、ほとんど勝ったも同然です。あとは、あなたがこう気づくだけでよいのです。「私が陰謀にはまりこんでしまったのは、私自身に対する神の意思でも、私の真の目的に対する神の意思でもないのだ」と。

神は陰謀など仕掛けてはきません。たとえそう思えても、それらは単なる幻想に過ぎないのです。さあ、あなたの陰謀を神の手に委ね、あなたの真の目的にコミットしてください。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

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