コーチングで一瞬にしてラポールを築く方法とは

コーチングで一瞬にしてラポールを築く方法とは

コーチングの手法でラポールを築く方法があります。
(ご興味ある方は、こちらをごらんください)

これらの方法はよく知られている方法です、

しかし、知られているということは、裏を返せば、もう古いやり方ということです。

実際、これらの方法は若い方や一部の方には効果がありますが、一方では、すでに知っている一部の人には効果がなくなっています。

ここでは、相手に気づかれないように、一瞬でラポールを築く方法をご紹介します。

1. 相手に気づかれてはダメ

まずは、大前提として、ラポールを築くためのテクニックを使っていることを気づかれてはいけない、ということを押さえてください。

あなたが上手にラポールを築く方法を使っても、テクニックを使って自分をコントロールしようとしている、ということをクライアントに見透かされてしまっては、まったくの逆効果になります。

変に勘ぐられてしまったら、相手の無意識に影響を与えることはできなくなります。

あるいは、相手に不信感を抱かれることもあります。クライアントに気づかれずにラポールを築くことを心がけましょう。

2. 一瞬でラポールを築く方法

相手に気づかれずにラポールを築く方法というと、非常に難しく感じるかもしれませんが、スキルとしては簡単です。

コーチングのセッション中に、「自分の両手を伸ばして、クライアントの両肩に触れる様子をリアルにイメージする」ことです。

これは、クライアントに直接触れるのではなく、あくまでも想像するだけで構いません。

その代わり、あたかも実際に触れているようにリアルにイメージするとこが大事になります。

3. 一瞬でラポールを築く方法が効果的な理由

一瞬でラポールを築く方法が効果的な理由としては、こんな心理が働くからです。

「人は相手の態度を見て、自分の態度を決める」からです。

3-1. 「相手の態度を見て、自分の態度を決める」の意味

「人は相手の態度を見て、自分の態度を決める」の意味を解説します。

相手の反応は、自分の心の写し鏡

「相手の反応は、自分の心の写し鏡」という言葉を聞いたことがありませんか?

友人や同僚などの態度に、イライラしたりした経験があると思います。

しかし、それは意識、無意識に関わらず、自分の嫌な面と同じゆえに、つい気づきてしまい、嫌な気持ちになってしまう、と言われます。

相手の反応は自分の心の中を映し出す鏡になります。

表情に出る

あなたが苦手な人に出会った際、顔には「嫌だな」というサインを出してしまいます。

すると、言葉にしたわけではないのですが、相手には、自分のことを苦手だと感じている、ということを悟られてしまいます。

顔の表情からだけでなく、言葉のトーンも何かネガティブな雰囲気を醸し出してしまいます。そうなると、自分と相手との距離は縮められず、ラポールは築かれません。

裏を返せば、あなたが相手に好意的な気持ちをもてば、自然とその気持ちが相手に伝わります。そうなると、ラポールが築けやすくなります。

人は相手の態度を見て、自分の態度を決める

したがって、「人は相手の態度を見て、自分の態度を決める」の意味は、自分があなたに好意をもっている、という様子を積極的に相手に見せることで、それを見た相手は、私の態度を見て、自分の心の写し鏡だと捉えて、こちらに好意を寄せてくれる、というメカニズムになります。

3-2. 「相手の態度を見て、自分の態度を決める」の注意点

相手に気付かれずにラポールを築くコツを確認しましょう。

強引に言葉で自分を説得しない

そういうわけで、相手とのラポールを築くためには、まず自分を説得する必要がありますが、自分を説得するために、強引に言葉にして自分を説得する方法はとらないほうがいいです。

例えば、「僕はあなたのことが好きだ。あなたのことが好きだ」と心の中で何度も何度もつぶやくことは不自然です。

本当に好きな人に対しては、そのようなことは言わないものです。

 

「~したい」は “なれていない自分” を現実化してしまう

「~したい」は、それができていないから「したい」になります。

すでにあるものは、「欲しい」とは言いません。

したがって、潜在意識では、「したい」をつぶやけばつぶやくほど、脳にできていない自分を刷り込んでしまい、達成されない目標になってしまう恐れがあります。

「したい」「欲しい」は思わないほうがいいようです。

 

心に働きかける説得法

言葉による説得はやめましょう。想像による説得を使ってください。

心に働きかける説得法というのは、視覚イメージではなく、体感覚イメージを活用します。

クライアントの肩に触れていることを視覚でイメージするのはやめましょう。体感覚でイメージすることで、よりリアルに想像していきます。体感覚イメージとは、体温を感じるなどする、という意味になります。

 

脳は想像と現実の区別がつかない

潜在意識というのは、本当にリアルなイメージと実体験したこととの区別がつきません。そのため、リアルな想像をすることは、とても大事な行為になります。

その結果として、あなたを見ているクライアントは、あなたに好意を寄せるようになります。

まとめ

今回ご紹介した「一瞬でラポールを築く方法」も、言ってみればスキルになります。

しかし、前回ご紹介した手法とは少し違うのは、「行為」よりも「好意」に重きを置いたラポールを築く方法になります。

いつの時代も、自分のことを好きに思ってくれる人は、必ず好きになります。

したがって、先に自分が好きになることで、クライアントにも自分のことを好きになってもらえるような、そんな積極的な関わりをすることが大事になります。

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