犠牲を癒す/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士癒しの原則

犠牲を癒す/ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士癒しの原則

犠牲を癒す

犠牲とは偽りの愛です。あからさまに与えているように見せかけて、あとで奪うという条件を隠しています。犠牲はその点で狡猾であり、受け取らないことで本物の愛を装います。

犠牲は相手より自分を上に置くか、下に置くかのどちらかですが、それは対等がもたらす親密感を怖れているからに他なりません。犠牲は、まだ嘆ききっていない喪失に対し防衛しようとして始めた役割です。役割ですから、それは本物ではなく、死んだような感覚がずっと残ります。

愛と犠牲の違いについて多くの人が混同しています。人間関係で成功し、幸せになるためには、この違いを見分けることが非常に重要になります。

愛は人に活気を与え、元気にし、若々しくします。一方、犠牲は、与えているように見えますが、こそこそと奪います。

犠牲は無価値感と自分に対する価値の欠如の上に立った補償行為です。犠牲の相手を利用して自らの自己概念を作ろうという企てです。犠牲は競争と共依存を隠しています。これは実際には前に進むことへの怖れを隠しているのです。犠牲は罪悪感を清算する企てですが、これは決してうまくいきません。犠牲は、自分は失敗してしまったという観念や感情を埋め合わせようとする一種の防衛なのです。

犠牲の炎と呼ばれる霊的な犠牲があります。最初は、何か一番大事なことをあきらめるよう求められているように感じます。しかし、これは本当の意味での手放すことであり、大切なものを手放すことになっても、それが人生で全く新しいレベルに私たちを跳躍させるとわかります。

しかし、私たちがしていることは多くの場合、真実ではない犠牲です。これは攻撃であり、防衛です。犠牲は愛のまねをし、絆を阻害し、受け取ることをさせず、燃え尽きへと導きます。

犠牲は役割であり、人との関わり方として決して本物ではありません。すべきことはしっかりやっているのですが、犠牲は私たちを前に進ませてはくれないのです。自分自身が安全でいたいために、自分で自分を止めていることを隠そうとして犠牲をふたとして使っているだけです。自分自身を与えていないので、真に与えた時に生まれる価値、意味、愛を感じることができません。

また犠牲をしていると、親密感の喜びなど相手から受け取ることができるはずのものを妨げてしまいます。犠牲という役割と補償行為を手放すと、新しいレベルの価値や絆を受け取ることができるようになります。そして、人生の大きな重荷の一つを取り除くことができるのです。

 

エクササイズ

今日は、人生であなたが受け取っていない分野、死んだような感じの分野を調べてみましょう。

いかに自分自身を抑えているかを探ってください。

新しいバラ ンスを生み出すために、犠牲とそれが隠しているものを統合してください。自分自身を与え、まわりの人たちと確実に分かちあってください。

ビジョン心理学創始者 チャック・スペザーノ博士

幸せの心得PDF